Safo Matsumoto
松本沙帆 考房

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design works




空間デザイン、ディスプレイ、インテリア・グッズ、見立ての茶道具、グラフィックデザイン(ディレクション)など
日本の伝統文化をとりいれた仕事をご紹介します。



紬茶会のための茶席デザイン

■茶席の空間デザイン■

カフェ・ギャラリー「常滑屋」
茶席に変身させました。
店舗空間が一日だけ、お茶会の会場に。

宮嵜祥子のインスタレーションを茶庭に見立てて

■床の間■

七夕のころなので
「笹の葉さらさら」のビジュアルがほしいところです。
現代美術の作家 宮嵜祥子さんのインスタレーションを
竹林に見立てて床の間を演出しました。

絽の着物をまとう時期に、この茶席で
体験講座「紬茶会」を開催いたしました。

「紬茶会」は初心者むけの茶懐石つきレッスンで
これまで3回にわたって、妙齢のご婦人やお嬢様はもちろん
アーチストや新聞記者など
殿方のみなさまも、新鮮な目で茶の湯の世界を楽しまれました。


ガラスの茶入れ見立て&仕覆制作ディレクション
■お茶入れのデザイン■

「紬茶会」スタッフの仲間たちと、遊び心たっぷりの茶道具で楽しんでいます。
上の写真は、ガラスの小瓶を見立てたカジュアルな茶入(ちゃいれ)です。
お気に入りの着物地で、仕覆(しふく)をあつらえて着せました。

仕覆制作 水谷みとも
■仕覆(しふく)■

仕覆(しふく)を手縫いでつくってくれたのは
現代美術作家の水谷みともさんです。

上の2つの写真も、みともさんが撮影してくれました。
下の写真は、林裕巳さんの撮影です。

グリーンとオレンジがやさしいハーモニーを奏でる
とっておきの結城紬。
その生地でお仕覆(しふく)をつくりました。
お気に入りのガラスの茶入れのために。

DSC_2727.jpg

みともさんと、ギャラリーラウラで二人展をすることになって
いろいろ話をするうちに、仕覆(しふく)づくりが趣味とわかりました。

意外なことに、現代美術の世界には
茶道ファンの若者がたくさんいます。

茶の湯は敷居が高いと感じてる人たちを
もっともっとお茶の世界へ
ひきこむ仕掛けを発明したいです。


ガラスの茶入れ見立て
■ガラスの茶入れ■

仕覆(しふく)に包まれている中身は
ガラスの小瓶に
牙蓋(げぶた)をあつらえた茶入れです。
お抹茶の緑も涼しげに
茶杓は、細身に削って銀色にしました。


デザイン・ワーク

■ポストカードのデザイン■

茶入れや仕覆(しふく)を
すみれ色の着物のうえに散らすように配して
二人展「浮遊庵とお茶の小道具展」のご案内
ポストカードをつくりました。

ひさご形にあしらった仕覆の紐がポイント。
これも撮影は水谷みともさんです。


クリスマスの軸&桐箱ラッピング

■聖誕祭の掛軸■

クリスマスをテーマに、掛軸をデザインしました。
手前の桐箱には抹茶茶碗がおさめられていて
プレゼントのようにクリスマスカラーの和紙と紐がかけられています。
お好きな箱を選んで中の茶碗でお抹茶を召し上がれ。
大人にもサンタクロースから、ごほうび。
このしつらいは
「一期一会の花と料理」における趣向のひとつです。



見立ての茶道具と所作のデザイン
■見立ての茶道具■

北欧のワイヤーバスケットを
炉や水指に見立てて
オリジナルな点前をデザインしました。
これも「一期一会の花と料理」の演出のひとつです。



ようきそう3
■モダン掛軸■

着物地や「てぬぐいと」など昭和のにおいを残すレトロな布を

遊び心あふれる掛軸にデザインしています。

昭和も遠くなりにけり…と感じるこのごろ

場所をとるからと邪魔にされて捨てられてしまう

昭和な色柄デザインが、惜しまれてならないのです。


見たひとは「こんなモノを床の間に?! うちのタンスの奥にも眠ってるよ」

とビックリしたり、笑ったり。


床の間や和室のない住宅がふつうになってきています。

古典的な書画骨董では、毎日ながめるには重苦しい。

だからマンションのリビングや、コンクリート打ちっ放しの空間、

カフェなどの店舗で楽しんでいただきたいと願っています。

(モダン掛軸 デザイン/考房 表装/坪内祐子)

ようきそう1

三畳間に展示されている7幅の作品は、画家 服部ミドリさんの作品です。

こちらは表装デザインもミドリさんが手がけて、伝統的でないスタイリッシュな印象に仕上がっています。

坪内祐子・服部ミドリ・松本沙帆の3人で、約20幅のオリジナル掛軸をつくり茶席に展示いたしました。

ようきそう2

窓辺では「一期一会の花と料理」のプチ写真展を同時開催しました。

(撮影/林裕巳)


新春の色紙かけ・短冊かけ

■色紙掛け・短冊掛け■